離婚をする際に考える「親権」とは、子供の財産を管理することや、養育に関する監護を行う権利を指しています。財産を管理処分する権利を「財産管理権」、実際に子供の面倒を見て、育てる権利を「養育監護権」と言います。つまり、一般的に「親権」と称されるものは、この二つの権利を含む意味合いで使われています。

婚姻中の夫婦には、双方に親権が与えられています。これを共同親権と言いますが、離婚後、この共同親権は認められなくなります。そこで、離婚をする際、どちらが親権をとるかという問題で、どちらも親権を希望した場合には、夫婦で争うことになり、子供を巻き込んでトラブルへと発展してしまいます。なお、子供が二十歳になったら親の親権は消失しますので、二十歳以上の子供の場合には親権問題は生じません。未成年も子供の場合のみとなります。

離婚をする際、親権のみならず、慰謝料や財産分与、養育費の問題など、決めなければいけない事は山ほどあり、それを全て当人同士の話し合いでスムーズに解決することは、ほぼ不可能に近い問題になります。あるいは、焦ってその場で決着したとしても、後にトラブルになる可能性が高い為、そのような危険を避ける為にも、早期段階から弁護士に依頼することをお勧めします。